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雨の日の木馬たちは


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遠い 想い出の 音に 

耳を 澄ましている

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by ai-3sun | 2012-08-18 22:54 | シテキナオト

『砂漠』~伊坂 幸太郎~


砂漠 (Jノベル・コレクション)

伊坂 幸太郎 / 実業之日本社




「伊坂幸太郎さんの本は面白い。当たり外れが無い!!」
と力説していたのですが
『SOSの猿』と『あるキング』は、ラストがすっきりとしなくて
あまり好きになれなかったこともあり・・・

『砂漠』は随分前に買っていたものの
なんとなくタイトルが”やりきれない話”っぽくて
しばらくそのままにしていました。

ところが、想像と違って
この本は、読み始めたらすぐにストーリーに引き込まれ
ラストはどんなオチが来るのかと
(もしかして、最後に怖い怖い仕掛けがあるんじゃないかとか)
ゾクゾクしながら読んでしまいました。


北村という鳥瞰型の大学生と、そのユニークな仲間達の学生時代を軸に
様々な事件が勃発するのですが、その中の
”西嶋”のキャラがサイコーで、うざいんだけど憎めないヤツなんです!!

読み進むうちに、私の中では西嶋が
”キングオブコメディ”の今野浩喜(こんの ひろき)の声とダブり
もう、どうしても、顔までが今野の顔になって浮かんできてしまって・・・f^_^;


くすっと笑ってしまうようなセリフもあれば、
考えさせられるような言葉も ”あるとかないとか” 。。www


サン・テグジュペリ著『人間の土地』の文も
ところどころに引用されていて、

『人間であるということは、自分には関係がないと思われるような
不幸な出来事に忸怩たることだ』  ・・・とかね


でも、そんな難しい言葉で表わすよりも
「歴史が変わったって、抗生物質をあげちゃえばいいんですよ。
目の前で泣いている人を救えない人間がね、
明日、世界を救えるわけがないんですよ。」

という西嶋のセリフの方に、ぐっと来たワケです!


あぁ、東堂さんの気持ちがすごくわかった♪・・・

         ”なんてことは、まるでない” んだけどね。。www


そして、西嶋は、こうも言ったのです。

「俺たちがその気になれば、
砂漠に雪を降らすことだって、余裕でできるんですよ。」と


西嶋は、確かにうざいし、見かけもよくない、、、けど

どんな時も堂々としていて、時々ミラクルを引き起こします。


さて、この後、

    ”西嶋は砂漠に雪を降らせることができた”のでしょうか?



『砂漠』を読んで、皆さんも、学生時代の忸怩たる気持ちを
もう1度、味わってみてくださいね~~~ (v^ー°) /~~
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by ai-3sun | 2012-08-17 22:32 | books