『晩年』が読みたくなった

『太宰治「芥川賞 伏して懇願」』という記事が新聞に載っていた。
師弟関係にある佐藤春夫に宛てた手紙だという。

昭和10年、第一回芥川賞候補に『逆行』があげられたが次席となり、
第二回目の芥川賞に「伏して懇願した」願いもむなしく
その後も受賞することはなかった。

太宰は18歳の頃、泉鏡花、芥川龍之介の文学に傾倒していたため、
その年の7月に芥川が自殺したことに強い衝撃を受けたという。
芥川賞は本当に取りたかった”賞”だったのだろう。



最近芥川賞を受賞したお笑い芸人の又吉さんが、大好きだという太宰治。

(又吉さんの作品を読んでいないのでどうとは言えないけれど)
何だか、皮肉めいたものを感じてしまう。


けれども、本離れと言われている昨今において
又吉さんの功績は大きい。

又吉さんの『火花』を手に取った人はどれ程だったことか。

TV番組『アメトーク』での”読書芸人”の影響もあって
世間の人たちは、芸人がおススメしていた本を読みたいと思ったはずだ。
(読書芸人には又吉の他、オードリーの若林、光浦靖子さんなどがいた。)


=====どんなに作品が良くても、売れないとだなぁ…======


ところで、太宰の方に話は戻るが、
太宰は薬物中毒のため借金がかさみ、自分が持っていた『晩年』の本まで
古書店に売ってしまっていたという。

その話をもとに『ビブリア古書堂の事件手帖』⑥巻~栞子さんとめぐるさだめ~
で、太宰治の稀覯本を探すためのドラマが始まるのだが…

ビブリアシリーズは何度読み返しても面白い。

太宰治の作品はちょっと苦手意識があったけれど
『晩年』は読んでみよう。。(遅っ!!)
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by ai-3sun | 2015-09-08 23:08 | books