『さよならドビュッシー』(中山七里)


さよならドビュッシー (宝島社文庫)

中山 七里 / 宝島社




ドビュッシーの曲がタイトルに使われていたので
思わず買ってしまいました f^_^;


ピアニストを目指している少女が
不幸な火災事故に巻き込まれ
全身を大やけどをしてしまうという、かなりショッキングな状況から
このストーリーは始まる

体表の3分の1以上をⅢ度熱傷で覆われて
長らえた患者はいないというが、

この小説のヒロインは、皮膚の移植手術に成功し
(なんと顔は、傷痕のないキレイな顔になった!)
2ヶ月以上入院した後、音楽科のある私立の高校へ入学する


もちろん、全身は包帯で包まれ、松葉杖なしでは、歩行も困難だ


遺産相続の問題もあり、彼女の周辺では様々な異変が続く


喉も焼け爛れて、ひび割れた掠れ声になり
16歳の少女としては、かなり辛い人生の始まり。。


その上、得意なピアノさえ、移植をした指では思うようにならない


その彼女が、ストーリーの最後の場面では
音楽コンクールに出場し、
ついに、ドビュッシーの曲を弾くまでになるのだ!!!


曲目は『月の光』と『アラベスク1番』


どちらも私の大好きな曲♪


・・・ということで、ここでCDを聴いてみることにする 

*:..。o○★○o。..:*゜*:..。o○★○o。..:*゜*:..。o○★○o。..:*゜*:


ドビュッシーの『月の光』を聴くと
柔らかな月の光が、水面で揺れている映像が浮かび上がる


それと同時に、砂漠では、月の光のひとしずくが
旅人達の心を潤すようなイメージも湧き上がって来る

音の月のしずくは、
モネの絵画のような筆のタッチでもあり
優しく包み込むようなパステルカラーでもあり
色とりどりの光を放っている

うっとり・゚・。・ ゚・。・゚・ 。・゚・ (*・艸・)。+:*○

・・・おっと~  閑話休題。。

*:..。o○★○o。..:*゜*:..。o○★○o。..:*゜*:..。o○★○o。..:*゜*:

ピアノコンクールで、彼女が
ドビュッシーの『月の光』(5分50秒)を弾きこなすだけで、
指にはかなりの負担が強いられることになる

2曲目の『アラベスク1番』は+3分55秒・・・

彼女は無事、2曲とも演奏することができるのだろうか?

そして、コンクールの結果は?


と・・・ここまで、書いていくと
ピアニスト誕生物語という印象があるけれど

謎解きとしても、十分に楽しめるストーリー展開だ


なんとなく、昔読んだ、『シンデレラの罠』という小説を思い出す



やっぱり、幸せな”シンデレラ”には、
だれもが、そう簡単になれそうもないみたいだ。。
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by ai-3sun | 2012-06-09 17:05 | books